グローバル・ベッティング&ゲーミング・コンサルタント
私たちは、ベッティング、カジノ、ビンゴ、競馬、ポーカーやverajohnなどといった様々なオンラインギャンブルに関するデータを収集・蓄積しております。私たちのゲーム関連の統計データは、各企業の市場規模およびポテンシャルの把握を目的に、メディアや金融業界で度々参照されています。
ベッティングビジネスに参入するなら、市場規模、利益幅、目まぐるしく移り変わる業界環境などについて理解を深めるべきです。そこでグローバル・ベッティング&ゲーミング・コンサルタント(GBGC)の出番です。
私たちがご提供する正確なベッティングに関するデータにより、健全な財務原則に基づいて事業を進めていくことが可能となります。
ここでは、サッカー ユーロ2021とオリンピックを筆頭とする夏のスポーツシーズン到来を前に、年間国際ゲーミング報告書から得たインサイトに基づき、世界のベッティングセクターの最新情報をお届けします。
今回の世界ギャンブル報告書のデータによると、世界のベッティング(競馬およびスポーツ)産業は2015年時点の総収益で607億米ドル(544億ユーロ)と評価されており、ワールドカップが開催された前年比で2.4%の増加となっています。同産業は2021年に6%成長し、世界のベッティング産業の2020年代末時点での総収益は720億米ドル(645億ユーロ)を超えるとされています。
このようなデータから、ベッティング産業は、非常に規模の大きな産業に思えるかもしれませんが、ベッティングが世界のゲーミングに占める割合はわずか13%です。これは米国や中国といった複数の大国において、まだまだベッティング市場の規模が圧倒的に小さいという事実が要因となっています。
競馬、競輪、競艇をはじめとするスポーツベッティングの規模の大きさから、日本は間違いなく世界最大のベッティング市場と言えます。当然ながら、日本、英国、韓国、フランス、香港といった世界最大規模のベッティング市場は、競馬ビジネスおよびその他スポーツ関連ベッティングビジネスがしっかりと確立されています。このトップ5が世界のベッティングにおける総収益の45%を占めています。
ヨーロッパとアジアは総収益(米ドル)の面で2大ベッティング地域となっており、世界の総収益の約80%を占めています。
特定の地域において、スポーツベッティングおよびその他認可されたベッティングへの需要と供給のミスマッチが、オンラインベッティングの成長に起因しています。
2015年時点の総収益が223億米ドル(200億ユーロ)だったインターネットベッティングは、現在では世界のベッティングのおよそ36%を占めています。しかしながら、オペレーターに対してローカルライセンス取得を義務付ける地域が増える中で、その数字の減少も見られます。インターネットのスポーツベッティングにおける総収益の40%以上は、オフショア国家の経営者たちが占めています。
いずれにせよ、こうした規制の流れが顧客に提供されるベッティングバリューに影響を与えています。GBGCがユーロ2021において複数のヨーロッパ市場の料金設定を調査したところ、一部の国では賭け金に対する利益が大幅に少なかったことが明らかになりました。たとえば、フランス優勝のオッズは3.75~4.33の間で、賭け金に対するリターンに最大15%の開きがありました。
イングランド優勝のベストオッズを付けていたのはイタリアでした。これはおそらく、今年初めに行われたイタリアにおけるベッティング税制のポジティブな改革と、英国サッカーに対するイタリア人の認識によるものだと思われます。次回ベッティングを行う際は、私たちのデータをぜひ参考にしてみてくださいね!