JIJICO

仙波 誉子さん

防災士

緊急地震速報が鳴ったら、どう行動すべきか?

2013年8月16日

緊急地震速報発令。迅速で的確な行動が命を救う

緊急地震速報が鳴ったら、どう行動すべきか?緊急地震速報が鳴った時、あなたはどのような行動をとりますか?「緊急地震速報」は、地震による強い揺れ(震度5弱以上)を事前に知らせるための情報です。ごく短い時間ですが、その数秒から数十秒を活用すれば、被害を軽減させることができます。緊急地震速報をテレビ、ラジオ、携帯電話、防災行政無線などで見聞きしたら、まわりの人に声をかけながら「周囲の状況に応じて、慌てずに、まず身の安全を確保すること」を心がけましょう。

【家や施設にいる場合】
■慌てて外へ飛び出さない。頭を保護し、大きな家具やオフィス什器から離れて机の下などに隠れる。
■その場で火を消せる場合は火の始末をする。火元から離れている場合は無理して火を消そうとしない。
■ドアや窓を開けて、避難出口を確保する。
■施設にいる時は、慌てて出口に殺到せず、施設のスタッフの指示に従う。

【屋外にいる場合】
■ブロック塀の倒壊、自動販売機の転倒、ビルの看板やガラスなどの落下に注意する。
■山や崖付近にいる時は、落石や崖崩れに注意する。
■海岸にいる時は、高台へ移動する。

【移動中の場合】
■自動車の運転中は、ハザードランプを点灯して、まわりの車に注意を促した後、急ブレーキ、急ハンドルは避けて速度を落とす。
■鉄道やバスに乗車中は、つり革、手すりにしっかりとつかまる。
■エレベーター利用中は、最寄りの階に停止させ、すぐに降りる。

誤報の可能性を疑わず、安全を確保する習慣づけを

また、緊急地震速報が出ても、日ごろから地震への備えができていなければ、身の安全を守ることはできません。
■建物の耐震補強をする。
■家具が倒れないように工夫して、室内の安全な場所を把握する。
■いざという時の行動をイメージして、安全な避難場所や避難経路を調べる。
■非常持ち出し品を備える。

緊急地震速報の精度には誤差があります。先日の奈良県での地震発生を伝えた緊急地震速報も誤報だったことが判明しました。しかし、誤報の可能性を疑ったり、報知音に慣れて油断してしまったりすることが、万が一の時の対応の遅れになります。「慌てず身の安全を確保するための習慣づけを行うこと」が、自らの命を守るカギとなるのです。

\ この記事をシェアしよう! /

専門家に相談してみよう!

仙波 誉子さん
防災士

執筆記事一覧

関連記事&スポンサーリンク

最新記事や今おすすめ記事をお届けします。
解決!アスクミー JIJICOメルマガ

>今すぐ登録する!

「くらし」のその他の記事

2019年5月1日 半田 望さん
弁護士
「働き方改革」で病気の治療と仕事の両立は実現できるか?
労働者人口の減少や労働構造の変化により、将来的な労働力の不足が懸念される中、政府は「働き方改革」の実現に向けて各種の施策を打ち出しています。その中には、病気の治療でフルタイムの勤務は困難だが、時間短縮や在宅勤務などのフレキシブルな働き方のニーズを実現することも含まれていますが、まだまだ課題は残されています。今回は政府の「働き方改革」における仕事と病気の治療との両立が実現できるのか、について考えます。
2019年4月30日 青柳 雅也さん
心理カウンセラー
五月病にならないために気を付けるべきこととは?
今年のゴールデンウイークは10連休というかつてないほどの長い休みになります。ゴールデンウイーク明けに起こりやすい五月病ですが、例年より長い分、その発生を危惧する声も上がっています。五月病というのはどういう状態で起こるのでしょうか。また五月病にならないために気を付けるべきことはどんなことなのでしょうか。
2019年4月29日 髙木理恵さん
介護施設コンサルティング
高齢者の車の運転事故と免許返納を家族全員で考える
高齢者が運転する車によって引き起こされる事故が後を絶ちません。高齢者の免許返納については身内である家族全員で考えることが重要です。
2019年3月29日 池内宏征さん
司法書士
認知症対策であり遺言機能もある家族信託は遺言とどう違うのか?
自身の財産に関して生前に何も対策をしていない場合、相続人は法定相続分という法律で決まっている割合で遺産分けをすることになります。これに対して、法定相続分と異なる配分で遺産分けをしたい場合、遺言書の作成もしくは認知症対策にもなる家族信託契約をする必要があります。家族信託と遺言はどこが違うのでしょうか?

テーマ