JIJICO

城戸 景子さん

イメージコンサルタント・マナー講師

「了解しました」はNG。正しい敬語の基本

2014年1月31日

尊敬語、謙譲語を正しく覚えて使い分ける

「了解しました」はNG。正しい敬語の基本この春に学校を卒業し新社会人になると、最初にビジネスマナーを勉強します。その中でも「敬語」は、日々のコミュニケーションに不可欠です。相手と自分のポジションを明確に表せるよう、正しく覚えて使いましょう。

敬語には、丁寧語、尊敬語、謙譲語の3種類あります。丁寧語は、語尾に「です」「ます」を付ける言い方です。尊敬語と謙譲語の区別は、誰の行為を表すかを考えるとわかりやすいでしょう。相手(取引先など)の行為を表す際は尊敬語、自分(身内を含めて)の行為を表す際は謙譲語を使います。

※例「見る」
■(相手が)見る→尊敬語→ご覧になる
■(自分が)見る→謙譲語→拝見する

「ご覧になる」と「拝見される」。正しいのはどっち?

では、次の場面では、AとBどちらが正しいでしょうか?

■上司が呼んでいます。何と答えますか?

A.「はい、参ります」 B.「はい、行きます」

正解はA。自分が「行く」のですから、謙譲語の「参る」が正解です。この場面では、Bの丁寧語では不十分です。

■上司から、お客様への伝言を頼まれました。お客様に何とお伝えしますか?

A.「~と、おっしゃっています」 B.「~と、申しています」

正解はB。この場合、上司であっても対外的には自分側の身内にあたりますので、「言う」の謙譲語「申す」を使います。

■上司が資料を見たかどうかを確認したい時、何と聞きますか?

A.「この資料ですが、ご覧になりましたか?」 B.「この資料ですが、拝見されましたか?」

正解はA。上司の行動を表すので、尊敬語を使います。「拝見する」は、自分に使う謙譲語。謙譲語に「~れる」を付けて、尊敬語のように使うのは間違いです。同様に「伺われました」「申されました」「参られました」なども、間違いです。

■上司からの指示に「わかった」と伝えたい時、何と答えますか?

A.「承知しました」 B.「了解しました」

正解はA。ビジネスシーンでは、「了解」は使いません。「承知しました」または「承りました」「かしこまりました」が正しい言い方です。

積極的に使って慣れることが敬語をマスターする近道

ビジネスコミュニケーションにおいて、敬語は要となるビジネススキルのひとつです。正しい敬語を使える人は、周囲から信頼され評価されます。

とはいえ、頭では理解しても実際に使うとなると難しいのも事実。「習うより慣れろ」という言葉通り、積極的に使って慣れることが敬語をマスターする近道です。間違いも寛容に受け止めてもらえる新社会人の間に、どんどん使って学んでください。

\ この記事をシェアしよう! /

専門家に相談してみよう!

城戸 景子さん
イメージコンサルタント・マナー講師

この専門家について

執筆記事一覧

関連記事&スポンサーリンク

最新記事や今おすすめ記事をお届けします。
解決!アスクミー JIJICOメルマガ

>今すぐ登録する!

「ビジネス」のその他の記事

2018年10月9日 北 宏志さん
中国ビジネスアドバイザー
中国でのビジネス時、宴席での振る舞い方は?注意すべき点を解説
中国の人たちとの宴席時のマナーについて解説。気を遣って食事をするよりも、楽しく振舞う方が相手は喜んでくれます。日本とは勝手が異なりますが、個人的な関係性を築きたいと彼らは考えあなたを誘っています。楽しく振舞うことが相手との関係性を強固にするのです。
2018年10月8日 中村 有作さん
弁護士
解決!アスクミー JIJICO
台風で自宅待機や休業になった場合、その日の分の給料はもらえる?法律のルールを解説
今年は日本各地で災害が多発しました。大雨、強風、地震等の災害が発生して停電となったり各地で相当の損害が発生しました。台風で自宅待機や休業になった場合に、給料はもらえるか?労働法26条の規定を詳しく解説します。
2018年9月19日 清水 泰志さん
経営コンサルタント
解決!アスクミー JIJICO
増えるサブスクリプションサービス 企業が事業を成功させるポイントは
サブスクリプションサービスの導入・SaaS事業の成功には、強固な財務基盤をベースに企業理念の刷新を伴う大掛かりな変革の覚悟が必要である。
2018年9月18日 折山 旭さん
ライフキャリアカウンセラー
解決!アスクミー JIJICO
日本の新卒・就活ルールが変わる・なくなる?学生・企業ともに時代に即した行動が求められる
経団連のトップが将来的な就活ルールの廃止の意向を表明しました。もし就活ルールが廃止されれば、学生の就活はもちろん、企業の採用活動にも大きな影響が出ます。重要なのは、一喜一憂せず時代に即した対応・行動をとっていくことです。

テーマ