JIJICO

仙波 誉子さん

防災士

災害時の「ペット同行避難」必要な備えは?

2014年9月11日

環境省で「災害時におけるペットの救護対策ガイドライン」を作成

災害時の「ペット同行避難」必要な備えは?家庭でイヌやネコなどのペットを飼っている場合、災害で家から避難せざるを得なくなった時、ペットをどのように扱いますか?環境省では、これまでの災害や東日本大震災の経験を踏まえ、主にイヌ及びネコなどのペットを対象とする「災害時におけるペットの救護対策ガイドライン」を作成し、「ペットの同行避難」を推奨しています。

このガイドラインをもとに、各自治体などが地域の実情に合わせたマニュアルや動物救護体制を検討しています。まずは、住んでいる都道府県の防災計画を確認しておきましょう。

ペットと一緒に避難した場合、ペットも人も互いに癒される反面、避難所では以下のような問題が起きる可能性があります。

■動物の苦手な人や動物アレルギーの人を含む多くの避難者が共同生活を送るため、ペットの取扱いに苦慮する。
■ペットにとっても不慣れな環境のため「騒ぐ」「人を咬む」「所かまわずトイレをする」「ケージやキャリーバッグから飛び出すなどして飼い主とはぐれてしまう」など問題行動が起きる。

ペットと同行避難、備えるべき5つのポイント

それでは、ペットと同行避難するためには、日頃からどのような備えをしておけば良いでしょうか。

1、家族で災害時の対応を話し合う。(家族がペットと一緒にいる場合といない場合など、さまざまな状況を想定しておきましょう。また。避難場所や避難ルートを確認しましょう)

2、ペットのしつけをする。(ケージなどで静かに待てるようにしつけておきましょう。また、決められた場所でトイレをする習慣をつけておきましょう)

3、健康管理に気を付けて、病気の予防注射や不妊・去勢手術を受けておく。(ペットのカルテを用意しておくと便利です)

4、はぐれても飼い主がわかるように、鑑札、迷子札、マイクロチップなどを装着しておく。(飼い主以外の人にもわかりやすいように、ペットの写真を持っておきましょう)

5、ペット用に非常持ち出し袋を用意する。(食料、水、食器、トイレ用品など。中・大型犬には靴を用意しておくことをお勧めします)

以上のような日頃からの準備やしつけに加え、近所の動物を飼っている人同士で、情報交換や協力し合える関係を作っておくことも大切です。地域でペットも一緒に参加できる防災訓練があれば、参加してみましょう。ペットも社会の一員です。災害が多発している今、飼い主として、家族の一員として、日頃から準備できることを考えましょう。

専門家に相談してみよう!

仙波 誉子さん
防災士

最新記事や今おすすめ記事をお届けします。
解決!アスクミー JIJICOメルマガ

>今すぐ登録する!

「くらし」のその他の記事

2017年8月24日 森 透匡さん
コミュニケーションコンサルタント/セミナープロデューサー
解決!アスクミー JIJICO
ビジネスや日常生活にも役に立つ「ウソの見抜き方」
ビジネスでのトラブルの責任所在を明らかにする時、詐欺に遭いそうな時、採用面接やプレゼンで相手の真意を見抜きたい時、お子さんや家族が悩みを隠している時など、ウソを見抜くスキルが役に立ちます。
2017年8月23日 中村 伸子さん
弁護士
解決!アスクミー JIJICO
シングルペアレント世帯の貧困率が世界一高い日本。解消するには?
18歳未満の子と一人親の世帯の貧困率は54.6%と半数を超える結果に。そして、この一人親世帯の貧困率は、世界で最も高いとされています。
2017年8月22日 村越 真里子さん
夫婦問題カウンセラー
解決!アスクミー JIJICO
死後離婚を選ぶ人が増えているワケ
死後離婚という言葉を最近よく耳にします。死後離婚とはどういうものなのか、また死後離婚を選ぶ人が増えているワケについて解説します。
2017年8月22日 平松 幹夫さん
マナー講師
解決!アスクミー JIJICO
子どもに身につけさせたい食事のマナー どのように教えたらいいか?
古今東西「生きることは食べること」ですが、三つ子の魂100までの例え通り、長い人生をより良く生きるには幼い頃からの食べ方の躾は必要不可欠です。
2017年8月21日 成澤 紀美さん
社会保険労務士
解決!アスクミー JIJICO
働き方改革でも副業・兼業を推進へ 企業が導入するためには何が必要か?
副業・兼業については「働き方改革」でも推進する方向にありますが、これらを導入するために何が必要なのか考えてみる必要があるようです。
2017年8月21日 中原 崇さん
社会福祉士
解決!アスクミー JIJICO
身内の暴力を隠す傾向にあるのは女性だけか?
身内からの暴力に耐えかねる場合は、その苦しみを声に出すべきですが、手段は警察への通報だけではありません。また、男性に対しての支援も欠かせない課題です。
2017年8月20日 神田 正範さん
防犯・防災コンサルタント
解決!アスクミー JIJICO
減らない高齢者を狙う特殊詐欺!被害防止の方法は?
被害の7割を高齢者が占める特殊詐欺。社会弱者を標的にする卑劣な犯罪は、年をを追うごとに増え続けています。私たちにできる防止策はあるのでしょうか?
2017年8月19日 加藤 哲也さん
塾講師、大学受験ストラテジスト
解決!アスクミー JIJICO
大学進学率が過去最高に 大学選びを後悔しないためにすべきこととは?
進学率が増加しても、大学選びは「大学で何を学びたいか」が最も大切。試験勉強と同時に、最新のトレンドに注視し人気傾向を知ることが重要です。

テーマ