JIJICO

長谷川 満さん

家庭教師派遣

30代40代の娘から母への絶交宣言が急増中

2016年3月22日

解決!アスクミー JIJICO

増える30代40代の娘から母への絶交宣言

「もうこれ以上私に関わらないで」
「次に会うときはお葬式ね」

最近、こんな言葉で30代40代の娘さんから絶交されるお母さんが急増しています。「元気?」と電話をしても「何の用?」と素っ気ない返事だけでその後のやり取りが続かない。娘から避けられていると感じておられる親御さんは意外にも多いようです。

幼少期の間違った接し方が冷え切った母娘関係につながる

では、どうしてそんなに冷えきった母娘関係になってしまうのでしょうか。一番の原因は幼少期からの接し方にあるようです。
「人と較べられ否定するような言葉ばかり言われた」
「自分の考えを強引に押しつけてくる」
そんな態度を取り続けた結果、子どもは大人になったあと我慢の限界を迎えて「もう関わりたくない。」と母親を避けるようになります。
 
ところが当の母親は自分の今までの子どもへの態度、関わりがそんなに子どもを傷つけているとの自覚がまったくと言っていいほどありません。だからどうして子どもが避けるような態度を取るのかが理解出来ないのです。

「思い当たるのは子育てのことで1、2度注意したことくらい」
そんなふうに言うお母さんは今までの自分の言動で娘がどれだけ悲しい思いしてきたか、我慢してきたかということにはまったく思いが至っていないのです。今回の「子育てのことで1、2度注意した」が堪忍袋の尾が切れる10001回目のダメ出しとは気がつかないのです。

仮に、それまでに娘が傷ついた気持ちを母に打ち明けたとしても、それを自分への攻撃と取ってしまい、娘の気持ちを理解することは難しかったことでしょう。

娘の気持ちを分かってあげることが重要

娘がわかってほしいのは、「そのときどれだけ寂しかったか」という自分の気持ちなのです。「ああ、さびかしかったね・・、ゴメンね。でも、あのときも、今もあなたを愛しているよ。」という心からの声が聞きたいのです。

子どもは小さいときも大人になってからもお母さんには、
「気持ちをわかってほしい」
「ほめてほしい」
「認めてほしい」
「愛してほしい」
そう望んでいます。

それをいつも叶えることはできなくても、子どもの気持ちに寄り添ったり、思いやったり、そういう心を持って子どもに接していくことが、あたたかくて信頼し合える「幸せな親子関係」を築いていく土台になります。

私が教育講演会で紹介している詩

私は最近教育講演会でこんな詩を紹介しています。

詩「おかあさんへ」
       
おかあさん
わたし
さびしかったの

おかあさん
わたし
あまえたかったの

おかあさん
わたし
ほめてほしかったの

おかあさんのことが
だいすきだったから

(作 はせがわみつる)

この詩を参加者のお一人に口に出して朗読していただくと、思いがけず涙される方が多くいられます。それはきっと封印していたはずの子どもの頃の本心にこれらの言葉が触れるからだと思います。

幸せな親子関係を築けるかは、親の子供への接し方次第

「子どもを大切にするということはどういうことか。子どもを大切にするとは子どもの気持ちを大切にするということです。そのためにはまず子どもの話を聞かなければなりません。そのとき話の途中でダメ出しをせずに最後まで聞くということが大事です。

親は、自分では子どもを大切にしているつもりでも、本当は『自分の子どもへの願い』を大切にしてしまっていることが往々にしてあります。それは子どもより親である自分の思いを優先してしまっているということです。私たち親が一番気をつけなければならないのはそこなのです。」

幸せにも色々な幸せがありますが、「幸せな親子関係」を持っていることはその中でもとりわけ大きい幸せであるように思います。
そしてそういう幸せな関係を築けるかどうかは親がどういう心がけを持って子どもに接しているかにかかっているのです。

専門家に相談してみよう!

長谷川 満さん
家庭教師派遣

この専門家について

執筆記事一覧

最新記事や今おすすめ記事をお届けします。
解決!アスクミー JIJICOメルマガ

>今すぐ登録する!

「教育」のその他の記事

2017年11月23日 加藤 豊さん
不動産コンサルタント
解決!アスクミー JIJICO
効率化だけじゃない。取引の安全性を飛躍的に高める「不動産テック」
不動産とテクノロジーを融合した「不動産テック」。利便性を高めるだけでなく、取引の安全性を大きく向上させる効果が期待されています。
2017年11月22日 麻野 祐香さん
心理カウンセラー
解決!アスクミー JIJICO
いい夫婦の日 理想の夫婦に近づくための心得
結婚生活が続くとお互いの存在が当たり前になり、恋愛とは全く違う感情で相手を見るようになります。お互いを大切に思えるようにもう一度関係を見直してみましょう。
2017年11月22日 内藤 明亜さん
経営危機コンサルタント
解決!アスクミー JIJICO
『幸楽苑』が『いきなり!ステーキ』のフランチャイジーになった意味とは?
飲食業で店舗の無限拡大を効率的に展開するには、ロイヤリティの出費リスクがあってもフランチャイジーになる道が選ばれている。
2017年11月21日 半田 望さん
弁護士
解決!アスクミー JIJICO
「あおり運転」での事故は危険運転致死傷罪になるか?
近時、あおり運転や無謀運転の結果、悲惨な事故が相次いでいますが、このような事故について法定刑が重い「危険運転致死傷罪」の適用を巡って議論がなされています。そこで、危険運転致死傷罪がどのような要件で適用されるのか考察します。

テーマ