JIJICO

三浦 久美子さん

カウンセラー

離婚に至ることも 産後クライシスどう乗り越えれば?

2016年4月9日

解決!アスクミー JIJICO

夫婦の子どもに対する向き合いの違いが産後クライシスの引き金に

女性が出産の瞬間から母になれるのは、10か月もの間、育んできた実感があるから。一方男性は、たしかにお腹が大きくなるのは見てはきたけれど、看護師さんから赤ちゃんを渡されて、緊張しながら抱っこした瞬間からパパになれというのは、なかなか難しいことです。

よく子どもが0~2歳のうちに離婚が多いと言われていますが、そのくらい夫婦として難しい時期である“産後クライシス”。“産後の危機をチャンスに変える!”そんな方法をお伝えします。

さて、退院すると24時間営業の育児が始まります。
ママは3~4Kgの子どもをカラダから出したわけですから、これは大変な重労働。会陰部の痛みや悪露、だるさの残るカラダで、不安と闘いながら赤ちゃんのお世話をします。

朝から赤ちゃんの泣き声で起きるママ。育児サイトを見たり、母親学級で教えてもらったことをやってみる。

― 泣き止まない・・・
なんで? 私のやり方が悪いの? 何が嫌なの?
『泣いたら抱っこしてあげましょう。笑顔で名前を呼んであげて落ち着かせてあげましょう。』と書いてあるから、疲れてるけど、眠たいけどやってみる。

― さらに泣くわが子・・・
なんで? 私だって泣きたいよ。笑顔が引きつる。
泣き止んだので、そっと置いてみる。 すぐにまたギャー!と泣くわが子。

生まれて初めて、話の通じない存在との格闘を十何時間もしていると、夫が帰宅。
すぐに赤ちゃんの顔を見にベビーベッドに駆け寄って「ただいまー!パパ帰ってきたよー」と満面の笑み。

― 分かる。あなたの子でもある。可愛いよね。でも私にただいまは?お疲れさまは?
「今日はなかなか泣き止まなくて大変で・・・」なんて話し始めても、「そうかそうか、大変だったね。」そして「ねぇ、僕のごはんは何?」
ムカ!私はあなたのお母さんじゃない!

実は「子育て」というものに対するとらえ方は、育った家庭によって大きな違いがあります。
自分が何番目の子どもか、実母の性格、実父がどのように子育てに関わっていたかなど。ですので、ママが無意識に望むのは、「お父さんはいつも私を公園に連れてってくれていた。」夫も「母さんはこんなこともしてくれたのに・・・」という実家の様子であることが多いのです。

生まれる前に、ぜひ話し合っておきたい「自分の育てられ方」

出産前に、まだ二人でゆっくりと話し合える時期に、
・自分の実家での父と母の関係
・自分がどのように育てられたと感じているか?
・私が父親(母親)に望んでいる役割、担当
などを、お互いに正直に話しておくことが大切です。

そして、夫として、父として、どのようにしようと思っているか?を聞きましょう。
それがあなたの望むものでないかも知れませんが、まずはお互いの感覚の違いを認識し、話し合い、わかる範囲で約束事を決めておくことが、産後クライシスを防ぐ一番目の方法なのです。

セックスについてもしっかり話しあっておくことが重要

また、産後のセックスレスは、母性本能であり、当たり前のこと。
子どもが夜中に泣くのも、授乳中に次の子どもが出来てしまったら私の世話をしてくれなくなってしまう!大変!よし、夫婦の時間の邪魔をしよう!という本能だとも言われています。

でも、夫は何もカラダの変化があるわけではないので、このような本能は分かりません。ですから、セックスに対する欲求の違いで危機を迎える夫婦はとても多いということも、ちゃんと話し合っておきましょう。

お互いの思いを言葉にしていきましょう

そして最後に、自分が疲れている時、不安な時、私は夫にどうしてほしいか?を考えてみましょう。
自分が何を望んでいるかを考えないで、ただただ不満を言っていても、だんな様は手の貸しようがありません。

「私は疲れている。あなたも疲れているだろうけど、このままだとイライラが爆発しそうだから、ちょっと〇〇してくれると嬉しい。」という風に、しっかりと相手を思いやりながらも自分の思いを伝えましょう。

夫婦を継続するだけでも大変なこと。ここに新しい命をはぐくむ仕事が加わったのですから、二人でちゃんと言葉にして、お互いの思いを確認しながら試行錯誤していきましょう。

\ この記事をシェアしよう! /

専門家に相談してみよう!

三浦 久美子さん
カウンセラー

執筆記事一覧

関連記事&スポンサーリンク

最新記事や今おすすめ記事をお届けします。
解決!アスクミー JIJICOメルマガ

>今すぐ登録する!

「くらし」のその他の記事

2018年12月7日 目代 純平さん
ITコンサルティング、ITコンシェルジュ
有名企業を装い偽サイトへ誘導、横行するフィッシング詐欺に注意!
偽サイトにユーザーを誘導し、情報を抜き取るフィッシング詐欺が未だに横行しています。最近では手口も巧妙になっていますので、一層の注意が必要です。
2018年11月19日 日高 靖夫さん
パーソナルトレーナー
初心者ランナーの半数に体のゆがみ?正しいランニングシューズの選び方
運動不足解消にランニングを始めたのに、膝や足首を痛めてしまったら本末転倒。初心者ランナーが自分の足を守るシューズ選びの3つのポイントとは?
2018年11月9日 青柳 雅也さん
心理カウンセラー
チャンス?それともリスク?上司からの無茶ぶりへの上手な対処法
職場で時折降ってくる上司からの「無茶ぶり」。無茶ぶりをよい機会ととらえてチャレンジするのか、無理だと判断して抱え込まない選択をするのか。判断基準になるのはどのような観点でしょうか?専門家が解説します。
2018年10月23日 水野 直美さん
健康アドバイザー
アメリカ発のお酢のドリンク「スウィッチェル」、整腸作用や疲労回復、美容におすすめ
健康と美容効果が高いと海外で人気を集める「スウィッチェル」。リンゴ酢とハチミツ、ショウガを使ったドリンクで、家庭でも簡単に作ることができます。スウィッチェルを飲むことでどんな効果を期待できるのか解説します。

テーマ