JIJICO

影山 正伸さん

社会保険労務士

人気が下がった業界と上がった業界は?学生は何を基準に就活すべきか

2016年5月14日

大きく就職人気を下げた電気機器メーカー

 2017年卒業予定の学生を対象にした文化キャリアパートナーズの調査によれば、就職人気が下がると思う業界は、電気機器メーカーが22.2%で最も不人気という結果になりました。
ひとえにシャープに代表される日本の電機メーカーの不振や、東芝の不祥事など業界イメージの低下が大きいようです。

一方で、就職人気が上がると思う業界は、都市銀行が22.5%で1位、レジャー・旅行が21.8%で2位となっています。
特にレジャー・旅行は昨年比で2.5ポイント上昇しましたが、その理由としては、「旅行系は、東京オリンピックがあるので」「外国人観光客が増えている」という学生のコメントが紹介されています。

企業の栄枯盛衰は今後ますます激しくなっていく?

経済のグローバル化、IT化、今後はAI(人口知能)化によって、企業の栄枯盛衰は、ますます激しくなっていきそうです。
東芝やシャープの従業員も、自身が就職した時代にはこんなことになるとは予想だにしていなかったはずです。
特にAI化は、単純労働、肉体労働だけでなく、知識労働の仕事をも奪い、今後10年で47%もの仕事が消滅するとも言われています。

就職先を選ぶことは、人生において最大の決断です。
しかし、一つの企業で最後まで勤め上げるというスタイルは逆に危険かもしれません。
今現在のトップ企業が10年後もトップ企業であり続けるとは限りません。
その企業で通用する能力しか持っていないようでは、10年後にリストラにより転職を余儀なくされた際に、不本意な仕事に就くしかなくなってしまいます。

自身を磨くことが重要

 今の「人気」に惑わされることなく、10年後をよく見据えて、自分に合った能力を磨ける企業、仕事に就くようにしましょう。
希望企業に入れたからと言って、それで終わりではありません。
自身の能力が陳腐化しないよう、絶えず努力をする必要があります。

逆に、自分の希望しない企業にしか内定をもらえなかったとしても、努力によりAIにも置き換えられない力をつけることができれば、もっといい企業に転職して高い年収を得ることも可能になってくるかもしれません。

ピータードラッカーは、どんなに遊びや趣味が充実しても社会に貢献しているという実感を得られなければ人生が充実することはない、と言っています。
自身の能力で、どんな社会貢献ができるのか、そんな物差しも就職活動には、必要です。

専門家に相談してみよう!

影山 正伸さん
社会保険労務士

この専門家について

執筆記事一覧

最新記事や今おすすめ記事をお届けします。
解決!アスクミー JIJICOメルマガ

>今すぐ登録する!

「経済」のその他の記事

2017年9月22日 片島 由賀さん
弁護士
解決!アスクミー JIJICO
「自転車保険」義務化への動き 事故への備えはしていますか?
自転車事故の増加により各自治体で自転車保険の加入を義務付ける動きが出ています。どういった保険に入る必要があるか、今後の予想される流れなどを弁護士が解説します。
2017年9月22日 加藤 豊さん
不動産コンサルタント
解決!アスクミー JIJICO
マンション管理をどう見抜く?購入前の確認と管理会社の選び方
資産価値にも大きな影響を与えるマンション管理。購入前のチェックポイントと、購入後の管理会社の選び方、所有者としてのあるべき姿勢とは?
2017年9月21日 城戸 景子さん
イメージコンサルタント・マナー講師
解決!アスクミー JIJICO
第一印象の重要性。第一印象はたった7秒で決まる?
第一印象の重要性が注目されて久しいが、第一印象に大きく影響するのは見た目です。良い印象を与える見た目作りを2つのステップで考えましょう。
2017年9月21日 田沢 剛さん
弁護士
解決!アスクミー JIJICO
衆議院解散権は誰の権限?大義は必要?
衆議院解散の際は、そこに大義があるのか否かを含めてこれまでの政権の有り方が問われ、あるいは今後の我が国のあり方を占う重大な選挙となることは間違いありません。

テーマ