JIJICO

大崎 清美さん

心理カウンセラー

子どもの虐待を防ぐため 女の前に母親であるとき

2016年6月13日

幼児虐待が頻繁に行われている現実

メディアによく取り上げられている、幼児虐待。
なんにも罪がない子どもの命。今こうしている間も、考えたくないけど、死に至らしめるところまではいかなくても虐待がどこかで行われている現実があります。

私は仕事がら、たくさんの子供たちや保護者に接する機会が多いのですが、そこでとても気になる光景として次のようなものがあります。
母親が何気なしに、子供の前で手を振り上げると(物を取ったりするなど)子供が瞬時に両手で頭を隠す姿や、その手を身体で交わす姿。見たことないでしょうか?!
「きっと日頃、叩かれているか、脅かされているんだろうなあ」なんて想います。

子どもにとって母親は絶対的な存在

交際相手の3才の子どもを暴行して死亡させた事件の犯人が、「子供が眼をつけたから」と言う供述がありましたが、私も母親が子供を叱っているときに、とても幼児がする目つきではない光景を見たことがあります。
子供ながらに、大人顔負けな感情を表に出す場面があります。子供がそんな顔をするのには、それまでの理由があるからです。

しかし、どんなことをされていても、子供にとって母親は絶対なのです。
自分にとって一番信頼、安心できる場所なのです。
本能で感じているんですよね。
母親も子供が自分の言うことを、聞いているときはめちゃくちゃ可愛がるのです。そして実際、可愛いのだと想います。

子育ての経験がある方なら、3歳児がどれだけ手がかかるか、お分かりかと想います。
ましてや、その子の下に兄弟がいるとしたら、毎日お母さんは戦争です。「待ってね」が出来ないのですから。

だけど、ほとんどのお母さん達が、その時期を必死で超えているのです。
訳があって母親じゃない、父親だったり年老いた祖父母だったり施設の方だったり、それぞれの方々も、責任と言う名のもと、その「待ってね」の出来ない時期を超えて育てているのです。

子どもを守るためには女である前に母親であって欲しい

3才児虐待死亡事件で母親にフォーカスしたいのは、我が子が目の前で瀕死の状態にされるまで痛めつけられて、止めに入ったと話しているようですが、裏腹にその男に対しての恐怖や依存があったのではないでしょうか?
しかし、恐怖で言うなら3歳の子は、どれだけの恐怖だっただろう?!
そのことを母親が少しでも気づいていれば、この事件は防げたのではないでしょうか?

このような子どもの虐待の事件で感じるのは、母親も自分の存在を認めてくれる男の人に女として依存してしまうのかも知れないということです。
母親になる前はみんな一人の女であり、丸ごとの自分を受け止めてくれる、過去に前科がある男でも「この人は私を受け入れてくれる」と感じたら言いなりになってしまうのかも?!

実家で親から自分の存在を認めてもらえず否定され、若くして家を飛び出し、出会った男と恋愛し妊娠し、ほとんどはじめて自分の存在を必要とされたら、本人も子供も、生死の寸前までその場にすがってしまうのかも知れないと、私は感じています。
実家にも帰れないし帰りたくない、一緒に居る男の人がたまには優しく自分を必要としてくれるとしたら、その場から出られなくなる。
いわゆるDVの環境にもなります。そこで必ず犠牲になるのが、子供なのです。

その境界線で、「私がこの子たちを守る」と想って命がけでその場から出ていたら、一人でも虐待による子供の死亡事件が減るのにと想うのは私だけでしょうか?!

母である前に女であることがいけないのでなく、母と女の両方を兼ね備え生きている女の人はたくさんいます。
子供を無条件で守る時は、母親全開。
存在を認めてくれる人も、今目の前にいる人以外にも、存在することを知っておいて欲しいなと思います。女の部分と母親を両立している、女性は素敵です。

主婦でもシングルマザーでも・・・・

スーパーウーマンは、子供たちのヒーロー!!なのです。

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大崎 清美さん
心理カウンセラー

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