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山本 和美さん

セミナー講師、アンチエイジング美容と健康指導者

「熟年離婚」が止まらない?熟年してからあえて別れる理由

2016年12月19日

妻から突然三下り半を突き付けられる熟年離婚が増加

数日前、とても素敵なシニアカップルに出会いました。
年齢は70歳前後。
定年退職を迎え妻と2人の生活を満喫しておられる様子。
「今日も妻の買い物の付き添いです。どうしてこんなにも女性の買い物は長いのでしょうか?でもとっくに慣れました。」
そう言いながら男性はとても笑顔で、「いやぁ、定年退職後の生活がこんなにも楽しいなんて思ってもいなかった。毎日が気楽で。何より妻と2人でのんびりとした生活は本当に楽しいもんですよ。」
それでも現役中は妻にうとましがられ、仕事に行ってくれたほうがいいと、追い立てられたとか。

長年、支えてくれた妻と余生を楽しむ事に幸せを噛みしめる男性もいれば、一方では、突然、妻からの三下り半を突きつけられる熟年離婚が増えている昨今です。

定年退職を間近に控えた男性陣にとって熟年離婚は他人ごと。
うちに限って有り得ない!
と断言している人は多いはず。
先に述べた素敵なカップルのような毎日を夢見ている方が圧倒的に多いでしょう。
ですが、果たして妻たちは夫と同じ気持ちでしょうか?

長い結婚生活で安心しきっている熟年夫婦なのに、ある日突然離婚を言い渡される夫の話しはもう珍しいことではありません。
連れ添い様々な歴史を積み上げてきた夫婦ならば、後は寄り添いゆっくり老後を迎えよう、そう考えるのが当たり前と思うのは夫だけかもしれないのです。
では何が妻たちをそうさせるのでしょうか?

熟年夫婦の多くは妻側からが圧倒的に多く、その理由は人それぞれですが、長年の積もり積もった不満が限界に来た、要するにもうあなたの妻でいるのに耐えられなくなったと言う事です。

長年の不満が積もることで熟年離婚につながる

何も今更?と首をかしげる男性も多いことでしょうが、実は離婚を幾度も考えていた人がほとんど。
子供が小さい頃には母子家庭にしたくないと言う理由や、高校大学など教育費の負担が多いという理由から、踏み切れず、子供の就職、結婚を機に離婚を言い渡してくるというのが熟年離婚のもっとも多いケースのようです。

離婚の原因で一般的に多く挙げられるのが
・価値観の違い
・性格の不一致
・異性問題
・姑問題や介護
・金銭問題
などですが、価値観も違い、性格的にも合わないけれど子供がいる時は潤滑剤になっていてくれ、何とか乗り越えて来ても、2人きりの時間が多くなるともはやごまかしも通用せず耐えられなくなるようです。

長年続く夫の両親との関係も離婚の大きな原因と言えます。
一緒に生活をしていなくても、いずれ介護をせざるを得ない場合など、上手く行っている、いないに関わらず、正直に言って大変な負担と言えるでしょう。
親の介護はもちろんのこと、夫の介護を懸念して離婚を考えている妻の声は、最近非常に多くなっています。
金銭問題では、ギャンブルや、金使いが荒すぎる、経済的感覚の格差以外に、生活費をくれない、行き過ぎた節約、ケチなども妻側の長年の鬱積した不満の大きな原因のようです。
自分の事には惜しみなく使うが、相手にはことごとく切り詰める事を強要するという声もよく聞きます。

夫が熟年離婚を回避する方法や危機を察知する手立てはあるのか?

では、夫側が熟年離婚を回避する方法や、危機を察知する手立てはあるのでしょうか?
これらのことははっきり言って長い年月、積もり積もった様々な要因からきています。
最終的に妻側が熟年期を迎え、老後そして最期までの時間を夫、あなたと共有したいか、否か。
経済的に不安でも嫌で仕方ないと我慢に堪え兼ねた場合は離婚に踏み切るでしょう。

定年退職後を妻がどんな気持ちで待っているかは日ごろからの積み重ね。
土壇場で慌てないためには妻へ感謝の気持ちや、今迄してきてくれた事を言葉にしてしっかり伝えておく必要があります。
十分感謝してるし、黙っていてもわかってくれていると思うのは間違いです。

子供の進学や就職など折にふれこれまでの妻の健闘ぶりを大いに讃えてあげて下さい。
そして、毎日、食を管理してくれている事、長い月日、責任を持って子育てをした事へ感謝を言葉にしてましょう。
妻だから当然の事だという思いをこれからは労わりの気持ちに変えていく事は大切なポイントでしょう。
そして、ご自分も仕事に安心して出かける事が出来た事を伝えてはいかがでしょう。

専業主婦は側から見ると気楽そうかもしれませんが、終わりのない仕事をこなし、出来ていて当たり前と評価される仕事。
この事から逃れるために離婚を選ぶ女性も少なくないのです。

仕事を持ち家庭と両立している妻は夫の見えないところで分刻みに家事も雑務もこなし、歩きながら次の作業の準備をして、頭の中は時短でいっぱい。
自分の時間を持つ事が出来ない期間を長い年月過ごしています。

それなのに夫が定年退職後は家にいて、世話をしなければならない生活を誰が心待ちにしているでしょうか。
よほど離れている期間が長いか、共有の趣味があるかくらいで、ほとんどの妻は、又、自分の時間がなくなると、いささか憂鬱なのは事実です。

気がつけば鏡に映った自分に愕然とし、私、このまま夫の世話を焼いて終わるのか?と自問自答を繰り返すようです。
妻だから洗濯も掃除も当たり前、自分が食べさせているという態度でいるうえに先々の親の介護も当然と暗黙の了解になっている場合は、ぜひ考えを少しずつ改めて妻側の気持ちも察してあげましょう。

妻依存は卒業し、手のかからない夫になることを目指すのはお互いのためでもあるのです。

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山本 和美さん
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