JIJICO

GYUさん

アルゼンチンタンゴダンサー、ディレクター及び講師

世界が注目のアルゼンチンタンゴ!その魅力とは?

2017年6月12日

解決!アスクミー JIJICO

世界で注目を浴びるアルゼンチンタンゴ

世界で注目を浴びるアルゼンチンタンゴ。
今世界中の都市では毎晩ミロンガ(タンゴを踊る社交場)が開催されアルゼンチンタンゴが踊られています。

人気の秘密は、踊る時に感じられる幸福感や充足感またリラックスに誰でも踊れるダンスというところです。今世紀に入りパーキンソン病やアルツハイマー病などに効果的であるということからタンゴセラピーとしても注目されています。

タンゴセラピーの研究

タンゴセラピーの研究は今世紀に入りタンゴを踊っている時に得られる幸福感や充足感、リラックス効果に欧米の医療機関が注目し、研究が行われました。ワシントン大学メディカルスクールの研究では、パーキンソン病には後退の歩きや左右動きが効果的であり、英国ではアルツハイマー認知症には反復した動きに効果があると報告がされています。

ブエノスアイレスにあるクリニカス病院(Hospital de Clinicas)では パーキンソン病の症状緩和にもタンゴが利用されています。そして、2008年よりタンゴセラピー世界会議が年に一度開催されて世界中から医療の研究者やダンサー、教師などが参加しています。

アルゼンチンタンゴはどのような踊りか?

タンゴは男女がアブラッソ(抱擁)をし、音楽に合わせて踊るダンスです。

その相手と踊る基本は相手とのコネクション(繋がり)です。アブラッソがその役割をします。コネクションはアブラッソを組み体重移動をすることで得られます。体重移動の方法は、二人共両足を閉じて揃え立ち、互いの両手で相手をアブラッソし組みます。

次に深い呼吸からリラックスし 体を小さく右に左に体重移動します。 一緒に体重移動できましたらコネクションの完成です。コネクションができると一人で動くよりも二人で動くことによりスムーズに動けます。そこから複雑なステップに発展してきます。

この体重移動は特別な技術も必要なく 誰にでもできる技術です。相手と一緒に揺れることは、揺りかごの状態になり心地よくなります。この揺れに音楽が入るとより楽しく、気持ちよく動くことができます。このことから誰でも踊れるダンスと言えます。

右に左に一定のリズムで体重移動を起こす揺れはハンモックの上で寝ているような感覚の気持ち良さがあり、同時に音楽とも同調(シンクロ)することにより、より気持ちよさを感じて幸福感や充足感を得られます。

五感を駆使するダンス タンゴ

タンゴでは五感を駆使します。
相手、床、音楽、空間を感じて認識し、誘うときは視線を使います。
さらに目を閉じて踊るとより皮膚感角が鋭くなり、よりこの感覚が増します。
また踊ることは背骨を含め、体全体を動かすことになります。それによって、背骨から脳に伸びている中枢神経が五感を司る松果体に直接刺激を与えことできます。

タンゴの魅力

こういった感覚的体験がタンゴの魅力です。
タンゴを踊りたい人々にとってその魅力をより一層増しているのがミロンガの存在です。
ミロンガはタンゴの社交場です。その場で視線やジェスチャーを使い、誘い誘われて即興で踊ります。

このミロンガは本場アルゼンチンのブエノスアイレスはもちろん、米国ではニューヨーク、ロサンゼルス、サンフランシスコ、シアトルワシントンDC、マイアミなどメジャーな都市からポートランドといった都市でも開催されています。

ヨーロッパはパリ、アムステルダム、ロンドン、チューリッヒ、ミラノ、ローマ、ポルトガルのリスボン、北欧のコペンハーゲン、オスロ、ストックホルム、東欧はプラハ、ウィーン、モスクワ、ギリシャ、トルコ・イスタンブールといった都市、ベルリンでは毎日7~8箇所でミロンガが開催されています。

アジアでも香港、ソウル、台北、クアランプール、マニラ、シンガポール、バリそして 北京や上海やそして東京でと全世界で開催されています。

また、言葉が通じない異国の地や人々とも、この五感を使ったダンスを通じて相手とのコネクションを感じ、楽しむことができます。筆者もブエノスアイレス滞在時には60カ国の人と踊りました。

このような広がりの理由は、人種はもちろん生まれ、育ちの環境、年代が違う相手とでもタンゴが踊れることによってこの壁を乗り越え、多くの人々と出会うことができるからです。言語が話せなくても、相手と一緒の幸福感や充足感の感覚を共有し、他人から知人に、そしてかけがえのない友人になることもあります。

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