JIJICO

新井 一さん

キャリアカウンセラー

会社員のまま起業準備することが退職後の安定した人生につながる!?

2019年6月28日

年金だけで足りない老後をどう乗り切るか

老後、年金だけでは全然足りないらしい。こんな話が、今さら話題になっています。再雇用されて70歳まで働かないと、普通に暮らしていくことができない。中小企業にはそんな体力はないですから、先々どうなってしまうのか。目を背けたいことばかりです。

老後を含めた人生設計を、きちんと考えたことがありますか? 今後、景気が悪くなるかもしれません。税金も社会保険の負担も増えるでしょう。30代後半を過ぎたら、「この先、決して安泰ではない」と気付くべきです。まだ何とかなっている今が、いろいろ考え始める良いタイミングです。「安定した暮らし」「安心できる人生」を創るために、私たちが今できることは、何でしょうか?

会社員のうちに「稼ぐ力」を身に付けておくことが大切

(1)定年後も会社に残る、(2)定年後は働かない(3)アルバイト、そして(4)起業。定年後のキャリアはこのように分かれていくことになります。

恐らく、会社は残っているかもしれません。ですが、60~65歳になった自分がその時会社に残れるかどうかは、誰にも分かりません。確実に残れそうな人、資産があって働く必要がない人は良いとして、そうなれない可能性がある人は、やはり、「自分で稼ぐ力」を身に付けておくことが必要と言えるでしょう。そしてそれは、今から取り組まなければならないことなのです。

昨年、働き方改革の流れで、「モデル就業規則」から副業禁止の規定が削除されました。それをきっかけとして、一部の大企業が社員の副業・兼業を認める動きを取り始めています。リクルートキャリアの「兼業・副業に対する企業の意識調査(2018)」によれば、社員の副業や兼業を、推進・容認している企業は28.8%。今後はもっと増えていくでしょう。

もし、副業が解禁された会社にいるのなら、今すぐ取り組んでみましょう。副業が禁止の会社なら、こっそりと下準備を始めましょう。稼ぎ力はすぐには身に付きません。すぐに利益が出せるものではないからこそ、会社員のまま始めるのがイチバンなのです。

知識・スキル・経験を活かして最初は小さく稼いでみよう

会社員としてお給料を貰いながら、リスクの低い小さな副業で「稼ぐ練習」をする。そして、それを自分の人生設計に合わせて育てていく。このやり方は、家族を持ち、大きな賭けをすることができない多くのサラリーマンにとって、最適な方法と言えます。

「お金がないから起業できない」というのは昔の考え方です。借金をするという意味ではありません。今は、知識・スキル・経験を商品化していくことで、大きなお金をかけずに副業から起業準備をスタートすることができるのです。

お金をかけない分、時間も手間もかかるのは当たり前です。ですが、それも人生設計として織り込んでおけば、何の問題もありません。社会のニーズに合わせて、自分の知識・スキル・経験を商品化することから始めてみましょう。

そのうちではなく今日から始めましょう!

会社員のまま起業準備を始めれば、今の生活を維持したまま、自分の好きなことにこだわりながら、ゆとりをもって進めることができます。また、将来の展望が見通せるようになることで、精神的にもとてもよい影響があるでしょう。

「そのうち」、「検討中」、「タイミングがきたら」、そんなことをつぶやいているうちは何も始まりません。今すぐ、そんな「サラリーマン思考」を捨てて、現実的な準備を始めてください。今日から始める覚悟を持つから、本当に始められるのです。

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新井 一さん
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